トランプタワーとは
アメリカ大統領に就任したドナルドトランプ氏の自宅があるトランプタワーは、ニューヨーク市マンハッタン区五番街56丁目に位置しています。東京で例えるならば銀座の一等地に当たります。トランプタワーはドナルドトランプ自身が代表を務めるThe Trump Organizationの本社が入居しています。そのほかオフィス部分や、コンドミニアム、リテールスペースを含む高級高層複合施設となっており、その最上階がトランプ氏の自宅になっています。周辺は、有名高級ブランド店が軒を連ねセントラルパークからも近く最高かつ最高級のエリアです。
最近良く報道されているので皆さんご存知のとおりトランプ氏が大統領に就任する事が決まってからは、周辺の混乱を避けるためやセキュリティーのために、ニューヨーク市警によって道路の通行を一部閉鎖する等の交通規制が行われています。高級ブランドティファニーの売り上げも影響を受け社長が辞任。これから何が起こるのか、かなり気になります。
トランプタワーは投資対象?
このトランプタワーのコンドミニアム物件が売りに出ており、価格帯は1ベッドルームで約2億円からとなっています。賃貸物件は1ベッドルームが55万円~、2ベッドルームが110万円~となっています。利回りは3-4%というところでしょうか。投資対象として考えるとさほど魅力はありません。
ちなみにトランプ氏の自宅については、最上階からセントラルパークを見下ろす570㎡の広さで3階建ての作りとなっており、ビルディングオープン当時、13億円だったものが、メディアの報道によると、現在の不動産価値は推定113億円にのぼると言われています。さすが不動産事業から始まり大統領までのぼりつめた方です。スケールが違いますね。
ニューヨークの不動産市場
さて、そんなトランプタワーのあるニューヨークの不動産市場はどうなっているのでしょうか。
さて全米の不動産価格は2009年のリーマンショックからたちなおりきれていないようですが、上昇傾向にあることは間違いないようです。ちなみに日本はバブルが始まる前の1983年とほぼ同じ水準が長期にわたっつ続いています。
次はニューヨークの価格の推移です。リーマンショックの頃より高くなっていますのでこのエリアがいかに人気が高いか分かります。
世界でもっとも注目されるエリアで今後も値上がりが期待できるエリアであることは間違いないようです。しかしキャッシュフローを重視する不動産投資家にとって重要なのは利回りです。この点では東京のほうに利がありそうです。ニューヨークや東京を始めとするメジャー都市への不動産投資がどうなっているのか気になる方はこちらの記事もどうぞ。世界主要都市の不動産投資金額ランキング。東京は何位?