日本を訪れる外国人観光客は年々増え続けています。2015年1月から10月までの間で、日本を訪れた外国人の数は、1631万人と過去最高水準になりました。円安などの影響もあり、外国からみると観光地として日本は魅力的に映るようです。
また、観光地としてだけではなく、不動産投資の対象としても日本は魅力的なようです。今回はその理由について考えてみたいと思います。
東京は他の都市に比べて利回りが高いです
各国の不動産利回りがわかる「GLOBAL PROPERTY GUIDE」というサイトがあります。それを見ると、日本の表面利回り(平均)は5.02%となっています(2015年12月5日時点)。アジア、欧米各国と比較しても、日本の表面利回りは高いです。
しかもこの5.02%は都心限定で横浜や埼玉は入っていません。いわゆる東京周辺地区は中心部よりも高く6-8%です。
国名 | 平均表面利回り |
日本 | 5.02% |
アメリカ | 3.91% |
スイス | 3.81% |
ロシア | 3.22% |
イギリス | 3.21% |
フランス | 2.89% |
シンガポール | 2.82% |
香港 | 2.82% |
日本は安定している
世界のGDP(国内総生産)の順位で日本は近年2位の座を中国に譲りましたが、依然として世界第3位という高い水準を保っています。日本では、政権交代しても国の体制が崩壊することはありません。日本は政治、経済、社会環境の変化が原因で、不動産価値の下落が起こりにくい国であるとみなされています。いわゆるカントリーリスクが低い国なのです。
物件管理が徹底しています
昨今の収益不動産の運用は首都圏においても稼働率が約85%と、油断をしていると空室が発生してしまいます。Property Management (PM)業務はしっかり相場や内装のトレンドを理解して、適切な運用を行わないと空室が増えてしまします。しかし運用をしっかりすればそんなに難しい事業ではないです。実際私の物件は90-95%で運用されています。信頼できる管理会社が多いのは東京の大きな特徴のひとつです。
東京周辺なら売却は難しくありません
昨年は金融機関から不動産への融資が過去最高になりました。今までは超一等地や強固な構造だと思われる物件にたいして偏った
賃借人はすぐ見つかります
上でも述べたように実際私の物件は90-95%で運用されています。信頼できる管理会社が多いのは東京の大きな特徴のひとつです。基本的なことですが東京周辺には2億人が住んでいます。物件の場所を間違えなければ賃借人を見つけることが出来ない、という事態は避けることができます。
リノベ費用はたかくありません
物件の広さによりますが、月4-6万円程度の部屋であれば賃借人が出た後のリノベーション費用は2万円程度です。また賃借人と費用をシェアできるのが低コストの理由です。
区分、一棟、シェアなど種類はいくつかあります
投資用物件にはいくつか種類があります。投資家の希望によってマンションの区分、一棟アパートやマンション、シェアハウスなど種類はいくつかあります。不動産投資家キャンパスではもっとも安定している一棟物件を推奨しています。
ローン返済のデフォルトになる人はほとんどいません
投資用不動産に対する融資を積極的に取り組んでいるとある銀行の情報によるとデフォルトにいたる割合はなんと0.4%以下なのだそうです。これは不動産ビジネスが非常に安定していて波風あろうとも何とかやっていけるということを証明しています。多くの投資家が恐れている債務不履行にいたるリスクは想像していたものよりひくいのではないでしょうか。
外国人、もちろん購買できます
海外の投資家は日本の経済規模の大きさ、カントリーリスクの低さを高く評価しています。あわせて、インフラ整備率や治安の良さは世界でもトップクラスです。この点も高く評価されています。
国によっては外国人の不動産取得を禁止や規制していることがあります。また、外国人の不動産取得が可能な国でも、面積や金額の点で何らかの制限が設けられている場合も少なくありません。日本の場合、外国人だから不動産を取得できないということや、何らかの制限が加えられることはありません。この点も、日本の不動産の魅力の一つでしょう。
不動産投資を考えている人はまず、普通のサラリーマンでも不動産投資をスタートできる10個のチェックリストを読んでください。そして行動を起こし信頼できる不動産会社を探して見てください。きっと将来への有効な戦略が見つかるはずです。
こちらの記事、いい物件を思わず紹介したくなるクライアントの特徴トップ10!不動産社長が教えます も参考にしてください。