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不動産業者のタイプは大きく分けて4種類

1.大卒大手不動産会社タイプ

彼らは、中流もしくは中流より少し上の家庭で育ち、ある程度の教育を受けてきている人が多いです。性格的には、まじめで何事にもミスを嫌います。プライドが高く、仕事も精力的にこなします。しかし、まじめがあだとなり、融通が利かなかったり、こちら側の意思がスムーズに伝わらないこともしばしばあります。スーツや身に着けているものは、そんなに高級なものはありませんが、かといって安物ばかりを身に着けているわけではなく、自分のこだわりがあるものには、しっかりお金を使うタイプです。

出没エリア:地元の居酒屋、カフェ

 

2.高卒・中卒イケイケタイプ

どんな業界にもありますが、割とベンチャーの不動産会社に多いです。彼らは、派手な装いで現れます。腕にはきらっと輝く高級時計、靴はイタリア製車は高級車、少し身なりが、昔の野球選手や元ヤン風な人が多いですが、人情に厚く、クライアントの為に身を粉にして働きます。ベンチャーの特性上、ノルマに追われていて、積極的な営業をされる可能性がありますが、元ヤン系なので、クライアントとの信頼関係が構築されると、その人のベストを一緒に検討し提案してくれます。

出没エリア:スナック、クラブ、キャバレー(ローカル)

 

3.キラキラ系デベロッパータイプ

ベンチャーでありながら成長を遂げた、マンション開発業者に多いです。役員陣は高卒・中卒イケイケタイプでありながら、会社成長過程で大卒大手タイプを取り込み大きくなったケースが多いです。会社はインテリジェントビルに入居していて、スポーツイベントのスポンサーだったりします。流行りのスーツを着こなし、時計は高級だけどスタイリッシュ、持ち物も嫌味のないスマートなものを持っています。それぞれのスタッフに強烈な個性はないけれども、まとまると独特の雰囲気が出てきます。自社の商品に絶対の自信をもって提案してきます。事業のスキーム上、商品の種類にバリエーションがないのが特徴ですが、金融機関とタイアップして豪華なマンションの販売していることが多いです。SNSを活用し、よく海外に社員旅行に行きます。女性スタッフがきらびやかな雰囲気の方が多いです。

出没エリア:麻布や六本木などの会員制ラウンジ、話題のお店

 

4.ファンド系エリートタイプ

上流家庭で、有名大学を卒業後、金融機関や証券会社などを経て、不動産ファンド会社に入る経歴が多いです。役員も、元外資のファンドマネージャーや金融機関出身が多く、扱う物件が、相場に直接的に影響する商品、大規模の取引をしています。普通の人が仕事で取引することは少ないですが、物件を販売や仲介する不動産業とは混同されたくない意識を強烈に感じます。不動産会社ではなく金融業者と呼んだほうが、喜ぶかもしれません。不動産業者としての実務経験がないので、一般の不動産の知識が少ない人が多いです。収入が高く、プライベートの時間も多いので、リア充タイプが多いかもしれません。

出没エリア:恵比寿、神楽坂、六本木、丸の内の高級店

ジャンル別の付き合い方

1.大手なので自負があります。

 大手の自負があるので、自社がルール的な雰囲気も出るかもしれませんが、基本的には契約書類などは、しっかりしています。実務上で最も多くの事例と案件があるので不動産関連の細かいルールや規定などを確認するには素晴らしい相手です。しかし汎用性はなく、住宅系の取引には 信頼感がありますが、投資などになると、著しく不得手な感じが出てきます。取引においては、まるでハンバーガーを売買するようなスピード感があるのできっちり、相場や価格の確認をセカンドオピニオンに相談の上進捗させるべきだと感じます。

 

2.ベンチャー企業で未完成の組織なので、書類や連絡などで、若干の間違いは想定されます。

 しかし、経験や持ち前のバイタリティによりクライアントが抱える問題を排除することに大きく貢献 をします。売買の設定条件なども自社が大手ではないのを自負しているので極めてフェアな契約 が予想されます。それぞれのジャンルでプロフェッショナルな活躍を見せます。収益物件の開発や販売会社、戸建の開発や販売会社、仲介業者、賃貸仲介業者等のジャンル分けされることが多いですが、近年では全てをカバーする業者も出てきています。一見強面で、とっつきにくい人も多いですが、積極的に相談や質問をしてみましょう。味方にすると心強いです。

3.マンション投資を考えると接触の期間が増えます。

物件自体は豪華で商品はいいと思われますが、投資としては慎重な判断が必要です。担当者や会社だけをみて判断するのは要注意です。

4.ほぼ、皆さんが取引することはないでしょう。

金融機関なので、不動産の相談をしても、全然答えられません。不動産業者として実務上の知識にむらがあります。

不動産業者との付き合い方

全タイプ共通なことはガラスのハートであるということをご理解ください。普段から高額な商品を取引しクライアントや上司から強烈なプレッシャーの中日々を過ごしています。そんな中、クライアントに強い意見をされてしまうと、すぐに気持ちが折れます。否定的なコメントをする際は、[thank you! but…] の形で指摘をすることで、情報交換が円滑になり、しいてはクライアント利益が拡大する可能性が向上します。

他社との比較をするときは、こっそりやってください。家電量販店に交渉するように、「A社は○○」的な発言をするとプライドが傷がつき、次に提案することが恐ろしくなります。なぜなら彼らはガラスのハートだから。ほめて伸びるタイプが、不動産業に携わる者には多いように思います。乗せてあげると、より期待に応えようとします。可能な限り、和やかな雰囲気で取引することが望ましいです。大きな価格の商品を扱っている自負があります。なるべくクライアントに負担をかけないように、細心の注意の上で、お取引を遂行しているつもりですが、たまーにミスがあります。しかしほとんどのケースで、クライアントの致命的な損失になるケースは少ないはずです。大きなミスの場合、思う存分叱責してもいいと思いますが、小さなミスの場合、「許す心」があるとより、いい関係でお取引ができると思います。

クライアント側が業者に気を遣うのは違和感がありますが、円滑に気持ちよく取引を遂行するために、あるいは優良な情報を得る為には、より業者の生態を理解して、使いこなすくらいの態度がちょうどいいかもしれません。