キャッシュフローなのかキャピタルゲインなのか?
2020年東京オリンピックまでは不動産市場は上げ相場だ!
外国人の投資が増加している=インバウンド投資が増加!
東京は海外の都市に比べて割安だから今が買い時だ!
こういう情報を耳にすると、確かにそうだなと思ってしまいます。こういう情報に人は惑わされて急いで何かを買ったり売ったりするのですがまずは冷静になって情報収集してください。
東京の不動産価格
まずは不動産市場はどうなってるかを考えてみましょう。東京の中古マンション取引価格のトレンドです。
ソース:ニッセイ基礎研究所 http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=54093&pno=1?site=nli
2013年から順調に上がってきていますが、今年の上半期は横ばいのように見えます。色々な要素があるのでここではなぜそうなのか?という点はさておきますが、順調に上がるかどうかは分かりません。
外国人の不動産投資
次に外国人の購入のトレンドを見ていきましょう。
2009年の金融危機から順調に上がってきましたが2014年をピークとし、それ以降は減ってきています。
東京は割安か
東京はロンドン、香港よりは安いですがそのほかと比べると高いようです。ただし価格が安定している、すなわち他の都市のように価格が上昇していないのです。非常に特殊な状況であるといえます。
結論
すなわち、今後東京の価値が上がっていくかどうか?それはよくわからないのです。つまり、キャピタルゲイン狙いの投資をするタイミングとして今が良いかどうかは分かりません。不動産ビジネスは大儲けするビジネスでは無いのです。着実にキャッシュフローを積み上げていく息の長いビジネスです。
よって、サラリーマン投資家にはキャッシュフローがいいと思うのです。