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投資家の55%が売り時と判断

投資不動産情報サイトの大手 健美家 の最近の発表では、不動産投資家の54.8%が、今が不動産を売るタイミングと判断しているようです。記事はこちら。

健美家の記事によると、アンケートで投資用不動産について、「売り時だと思いますか?買い時だと思いますか?」とたずねたところ、54.8%の不動産投資家が「売り時」と回答しており、「買い時」と答えた人はわずか11.6%でした。
売り時だと思う理由で最も多かったのは、「不動産価格の高騰」の85.2%。次いで「投資家増加に伴う需要」の56.8%だったようです。

価格が高騰している今が売りどき?

売り時はいつまで続くか?という質問に対しては「2018年まで」と答えた人が最も多く28.0%。「2017年まで」と答えた27.6%と合わせると55.6%となることから、過半数の投資家が「価格が高騰しているここ1~2年が売り時」と考えていることがわかります。

一方、買い時だと思う理由で最も多かったのは「低金利」の64.2%。買い時はいつまで続くか?という質問に対しては、オリンピック開催の「2020年まで」という回答が最も多かったようです。

 実情は違う

しかし、不動産会社経営している私は実務経験からそのような状況は起きていないと考えます。

売り時と考える投資家が多いのは確かですが、買いの需要が数値的に高くないということは、流動性が高い状態とは考えられません。ということは、売りたい希望はあるが、高く売れない状況です。

私たちも日々物件の仕入れ業務を行う中で、最初の売却希望提示価格は強気な物件でも成約価格は現在の相場適正価格になる取引が多く、高い価格のまま取引される物件は一部の物件やエリアに限定されています。今後、売り側の希望に近い価格で取引をさせるようになるまでには、満たさなくてはならない条件があります。

それは、取得側の意識の変化と銀行の柔軟な対応が必要だと考えます。

まず、取得側の意識の変化についてですが、現在の収益不動産マーケットにおいては、ローエクイティハイレバレッジの取得傾向にあります。多くの投資家がエクイティの負担をできるようになることや、銀行の金利や期間の緩和等の条件がそろえば不動産取引が活発になる要素になります。

活発になれば、もちろん価格は高くなります。しかし、売買の市場の相場を正確に予想し、高値で取引をすることは非常に難しいどころか、ほぼ不可能な判断です。ピークやボトムは過ぎ去って数年後わかります。現在進行形のマーケットでは、ほとんどの場合その時の適正価格で取引されてます。

今は売り時、買い時?

もし物件を手放す理由があるとしたら、相場的なピークを予想し売却することはおすすめできません。そもそもその相場判断に信ぴょう性がない可能性が非常に高いからです。物件の理想的な売却のタイミングは、物件が不要になり売却を検討したときに、売却することで、損失にならないのであれば、そのタイミングがベストタイミングだと思います。

不動産はビジネスです。収益が出るような物件があれば買い。無ければ買ってはいけません。そして売りたいときが売り時です。周りの声に惑わされること無くビジネスを展開していってください。これからの不動産市場動向に関する記事はこちらからどうぞ、