こんにちは不動産会社社長です。ここ数年都内の不動産価格が上がってきています。いろいろな調査を見ても多くの方々が現在のマンション価格が高いと考えているようで最近多くのお客様から”今はマンションの買い時なのか?”と聞かれることが多くなりました。
今は買い時?
ひとつの目安として、賃料とローン返済額の相関関係があると思います。
通常の概念として借りているより、買った方が、コストが抑えられ、しかも消費ではなく資産形成の意味もあるので、マイホームを購入する方がいいという判断がなされます。通常は賃料が高く、ローンの支払いが安くなることが多いですが、都心は、賃料に対し住宅ローンの支払いが上回っているものも最近では見受けられます。
例えば、代官山の分譲マンションで比較したときに
買う場合
売買価格:12500万円 約60㎡(約18坪):坪単価 約694万円
https://suumo.jp/ms/chuko/tokyo/sc_shibuya/nc_88101337/
賃貸の場合
賃料 335,000円 管理費 25,000円 合計 36万円 広さ同等クラス
https://suumo.jp/chintai/tokyo/sc_shibuya/jnc_000030286549/?bc=100098163531
※SUUMOの情報なので物件がなくなってしまうとURLが意味なくなります
購入の場合住宅ローンを活用し、12500万円を借り入れし、35年間(金利0.9%で計算)で返済をすると
1ヶ月当たりの支払いが347,000万円+管理費・修繕積立金合計が約40,000円となり月額コスト387,000円です。そしてさらに年間固定資産税がかかります。毎月のトータルコストを考えると、もはや賃貸が断然お得という結果です。
経済的な価値観から判断する場合、ひとつの目安ですが、今購入することは、正解とは言えないと思います。
経済的理由だけが正解ではない
しかし、夢のマイホームしかも都心で取得を考えている人は、必ずしも経済整合性だけの判断ではないはずです。むしろ、高級外車を購入する価値観に似た価値観で取得を検討するのに、経済的な合理性を優先するのは野暮な発想であるとも言えます。要は取得する人が納得した価格で取引が成立することが重要だと思います。
購入するタイミングは、基本的には欲しいと思った時です。購入する人が、何を必要としているかしっかり考え、無理がかからないように計画的な取得としてほしいです。できればプロに相談をしてみてください。こちらの記事、いい物件を思わず紹介したくなるクライアントの特徴トップ10!不動産社長が教えます も参考にしてください。